●●シェアリングやシェアリング●●、という言葉、最近よく耳にするようになりましたね。
シェアリングとは英語の「sharing」、”共有化”という意味ですが、具体的にはモノやスペース、スキルなどを複数の人達で共有するサービスのことをいいます。
もともとは欧米から「シェアリングエコノミー」というサービスが生まれ、現在、日本でも浸透しつつあります。今回ご案内する「スペースシェアリング」は、「シェアリングエコノミー」のサービスのひとつです。 まずは、シェリングサービスの総称である「シェアリングエコノミー」について簡単にご説明しましょう。
「シェアリングエコノミー」とは
従来型のビジネスは企業から消費者、企業から企業へモノやサービスを販売・提供していましたが、「シェアリングエコノミー」では消費者から消費者へ、つまり個人と個人の間でモノやサービスを共有するというコンセプトの取引が中心です。
さまざまなサービスがありますが、おもに5つが挙げられます。
①スペース(空間)のシェア
民泊・オフィス・駐車場シェアリング・ホームシェアなど
②モノのシェア
フリマアプリサービス・レンタルサービスなど
③乗り物のシェア
カーシェアリング・シェアサイクル・ライドシェアリング(乗用車の相乗り)など
④スキルのシェア
クラウドソーシング・家事代行・子育てシェアなど
⑤お金のシェア
クラウドファンディングなど
「シェアリングエコノミー」とは、所有することよりも共有することを選ぶ、時代に合ったあたらしい価値観といえるのかもしれませんね。
〇「スペースシェアリング」とは
「シェアリングエコノミー」サービスの一つである「スペースシェアリング」は、①のようにスペース(空間)=ワークスペースや駐車場、自宅などの空きスペースをインターネット上で必要とする個人に提供するサービスのことをいいます。身近なところでは空き駐車場など検索したことがある方も多いかもしれませんね。また、当レンタルオフィス「Sofie日本橋」のサービスもその一端を担っているといえるかもしれません。
それでは「スペースシェアリング」のサービスについていくつかご案内しましょう。
『Airbnb』
シェアリングエコノミーの発祥といえるプラットフォーム。2008年にアメリカで誕生した宿泊施設の貸し出しサービスです。宿泊施設を提供する側を「ホスト」、宿泊を希望する側を「ゲスト」と呼び、ゲストがサイトから宿泊先や体験などを入力するとホストが宿泊先を提供してくれる仕組みになっています。特筆すべきは利用できる国や地域の豊富さ!192か国、33,000の都市で80万件以上の宿泊先を探すことができるのがメリットです。
URL: https://www.airbnb.jp/
『軒先パーキング』
「Airbnb」とほぼ同時期に誕生した、日本のシェアリングエコノミーの草分け的存在です。「軒先パーキング」は個人宅やビルなどの空いている駐車スペースを、必要とする人にリーズナブルに貸し出すサービスです。混雑する遊戯施設や競技場などの周辺で、駐車スペースを貸し出せる人に登録してもらい、必要とする人から利用料金を得るという仕組みになっています。双方で料金の交渉ができたり、周辺の混雑具合で料金設定も変えられるなど、なかなか柔軟な対応ができるようです。
URL: https://parking.nokisaki.com/
『dropin』
「dropin」は、今いる場所の近くで一時的に作業したい人や、隙間時間を効率的に利用したい人に向けて、空いているワークスペースやカフェを検索できるサービスです。多種多様なカフェやワークスペースと提携しているので、即時利用が可能なところが特徴です。専用のアプリがあるので検索も簡単、登録料は無料です。利用料金はそれぞれの提携先の設定料金で、利用時間に応じての支払いになります。
URL: https://nttcom-dropin.com/
『とまりーな』
田舎でその地域にある民家などに泊まることができる宿泊サービス、いわゆる民泊です。田舎ならではの体験や地域の方々との交流ができる、一味違った宿泊体験をしたい方におススメ!旅館業法の許可を得ている物件のみを取り扱っているので、こども連れでも安心して泊まれます。例えば、沖縄の民家で透明度の高いプライベートビーチを眼前に、一日中のんびり過ごすことなどもできますし、また東北では農家に泊まり新鮮野菜でピザ焼きを体験するなど、ホテルや旅館ではなかなかできない楽しみかたができますよ。
URL: https://stayjapan.com/tomarina