コロナ禍でのテレワークで、需要が高まりつつあるのが個室ワークブースです。

 シェアオフィスやコワーキングスペースを借りるのにもコストがかかりますし、家からわざわざ通うのも時間が惜しいですよね。一方、自宅でのテレワークにも悩みがあります。仕事用の個室がないために集中できなかったり、会議中に家族の声が入ってしまったり…。

 自宅をリノベーションするよりも費用が掛からずに個室を持てる、ということから個室のワークブースが注目されているわけですが、室内テントのような軽くて簡単に設置できる安価なものから、防音・遮音設備などが整った本格的個室タイプなど高価なものまで、各社それぞれに工夫を凝らしたものがたくさん誕生しています。

そういうわけで、今回は個室ワークブースをお手頃なものから本格的なものまでピックアップしてご案内します。
 
『テレワーク用テント(室内用テント)』
 
 テレワーク対応の室内で使用できるサンワサプライ製の一人用テントです。100㎝×45㎝以内のデスクとチェアが入ります。高さは150㎝、幅、奥行きともに110㎝とコンパクトなので、室内に置いてもそれほど圧迫感はなさそうです。入口や天井はチャックで開閉ができ、チャックを全て閉じてしまえば遮光性にも優れているので、暗室に使ったり、趣味に没頭するのにもおススメ。ワンタッチで広がるので設置も簡単で、直径60㎝の円形ケースに収納すれば場所を取りませんし、軽いので移動もラクチンです。

サイズ: W110×D110×H150(㎝)
重量: 2,5㎏
価格: 7,980円(税込)

サンワダイレクト: https://direct.sanwa.co.jp/ItemPage/200-TENT002BK

● 個人用ダンボール防音室『だんぼっち』
 
 こちらは段ボール素材でできた防音室の個室ワークブース「だんぼっち」です。長年ダンボールの防音性や耐久性を研究していた神田産業は、ハニカムダンボールを応用し、軽量で強度があり経年劣化に耐えうる防音室を開発しました。価格も一般的な個人用防音室が数十万円するのに比べ、十万円を切るという超低価格を実現。これなら手が届くという方も多いのではないでしょうか。軽量なので組み立てもかんたん、使わないときはコンパクトに分解できます。
 
サイズ: W80×D110×H164(cm)
重量: 25.54kg
価格: ¥75,900(税込)

URL : https://www.danbocchi.com/

● 組立式小部屋『Room+(ルームプラス)』
 
 自宅のリビングに小さな部屋を増やせる「Room+」は、デスク付きの組み立て式小部屋です。ドアと天井がないので完全個室ではありませんが、北海道十勝産のカラマツ材を使用したナチュラルな壁とアイアンフレームの組み合わせがおしゃれでインテリアの邪魔になりません。ちょっとした秘密基地のような感じもあるので、子供の遊び場や趣味などにもよいかもしれませんね。販売はYahoo!ショッピングのみとなります。

サイズ: W148×D99.5×H160.5(cm)
価格: 181,500円 (税込)

〈製造元 BATON+(バトンプラス)〉
URL: http://batonplus.com/?page_id=223

● 移動型ワークルーム『OHACO(オハコ)』
 
 大阪にある津田工務店が「得意」を生かして移動型のワークルーム「OHACO」を作りました。「得意=十八番=オハコ」という洒落がきいたネーミング。「OHACO」は遮音性があるのでオンライン会議でも家族の声なども気にせず仕事に集中できます。スタイリッシュなデザインで一部透明のアクリル板になっているので密閉感もありません。机やコンセントスイッチ、換気扇などが標準装備されているうえ、外装・内装もいろいろ選べ、オプションなども多彩なところは工務店ならでは。価格はミニマムサイズで50万円超から、設置工事費や運賃料も含むとさらに高額になるので、お財布に余裕のある方やリノベーションを考えている方におススメです。
 
サイズ: ミニマム W130×D100×H200(cm)など全6サイズ
価格: ミニマム 547,800円(税込)~
設置工事費:1台49,500円(税込)~
運賃料: 近畿33,000円(税込)~
 
〈販売元 株式会社PISA〉
TEL: 06-6370-3377(平日10:00~18:00)
URL: https://tcco-ohaco.com/