前回に引き続き日本橋観光のご案内です。

今回は、~神社でお参りをしたあとパーラーでひと休み、帰りには日本橋ならではのお土産を~ という感じのコースはいかがでしょうか。まずは日本橋のたもとから川沿いに歩いて10分強のところにある「小網神社」からご案内しましょう!

 【小網神社】
 小網神社といえば「東京銭洗い弁天」として知る人ぞ知る神社です。東京大空襲でも社殿や本尊のすべてが焼け残ったうえに、 参拝した兵士が全員無事に帰還したことで、強運厄除けのパワースポットとしても慕われています。とても小さい神社ですが、休日には行列ができるほど!縁結びのかわいらしい「まゆ玉みくじ」は、まゆ玉からおみくじを取り出した後お守りとして使えます。弁財天の「金運守」は年末ジャンボ宝くじの時期には売り切れるほどの人気だそうですよ。

住所:  〒103-0016東京都中央区日本橋小網町16-23
電話:  03-3668-1080
アクセス: 東京メトロ日比谷線「人形町駅」より徒歩5分
URL : https://www.koamijinja.or.jp/index.html

 【福徳神社】
 福徳神社はとても新しいお社ですが、じつは江戸に入府してすぐの徳川家康も参拝していたという由緒ある神社なのです。その歴史はかなり古いもので、貞観年間(清和天皇・860~876年)にはすでに存在していたらしく、源義家など武将たちの信仰もたいへん厚かったそう。コレド室町に隣接し、あたらしいビルの谷間に鎮座する福徳神社は「芽吹稲荷」とも呼ばれ親しまれています。お参りの際には新芽が刺繍された「芽吹き守」はいかがでしょうか。パステルグリーンのお守りはおみやげとしても喜ばれそうです。

住所: 東京都中央区日本橋室町2-4-14
TEL : 03-3276-3550
アクセス: JR総武快速線「新日本橋駅」・東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前駅」※A6番出口より徒歩1分
URL : http://mebuki.jp/

 【千疋屋総本店・日本橋本店】
 千疋屋といえばマスクメロン!子供のころはお歳暮に届く千疋屋のメロンが楽しみのひとつでした。日本橋本店の2階にはフルーツパーラーがあり、マスクメロンや季節のフルーツパフェなどを堪能できます。街歩きの疲れた体には甘いもの!ですよね。千疋屋は江戸時代後期の1834年、当時の武蔵の国埼玉郡千疋村(現在の埼玉県越谷市)で採れた農作物を、搬水路を使って現在の人形町まで運んでいたのがルーツだそう。初の店舗は人形町3丁目に構え、明治時代に現在の場所に移転しました。なんと西郷どんもお得意様だったそうですよ!
住所: 東京都中央区日本橋室町2-1-2 日本橋三井タワー1階
TEL : 03-3241-0877
営業時間: 各日 10:00〜18:00
アクセス: 地下鉄銀座線「三越前駅」地下通路より徒歩1分/地下鉄半蔵門線「三越前駅」地下通路より徒歩5分
URL : https://www.sembikiya.co.jp/shop-list/main-store

 【日本橋 木屋】
 日本橋といえば三越や高島屋、千疋屋などが思い浮かびますが、わたしが真っ先に浮かぶのが「木屋」。1792年創業、木屋の取り扱いは包丁がメインですが、子供のころ父の趣味道具のひとつが木屋の彫刻刀で、ずらっと並んだ彫刻刀を借りてわたしも木版画などを楽しんだものでした。種類が豊富で持ちやすく削りやすい!現在も扱っており、研ぎもしてくれます。実家の包丁ももちろん木屋。わたしも和・洋包丁とも愛用していますが、研ぎながら使えば一生ものです。
 
住所: 東京都中央区日本橋室町2-2-1コレド室町1F
TEL : 03-3241-0110
営業時間: AM10:00~PM8:00元日を除き、休まず営業
アクセス: 東京メトロ銀座線「三越前駅」A6出口直通(三井CD口)
URL : http://www.kiya-hamono.co.jp/shop/kiya-honten.html

 【榛原(はいばら)】
 創業1806年(文化三年)、「榛原」は200年以上続く和紙の老舗です。取り扱うのは伝統的な和紙や雁皮紙など、なかでもオリジナル便せんはその滑らかな書き心地から、森鴎外や川端康成など数多くの文豪たちがひいきにしていた逸品です。あの伝説的ロックバンド、クイーンのフレディ・マーキュリーが来日した際、自宅の壁紙用として和紙を求めた逸話も残っています。日本橋みやげには竹久夢二デザインの一筆箋や榛原千代紙の御朱印帳などがおススメ!レトロなデザインが素敵です。

住所: 東京都中央区日本橋2-7-1 東京日本橋タワー
TEL : 03-3272-3801
アクセス: 東京メトロ銀座線・東西線・都営浅草線「日本橋駅」B6出口直通
URL : http://www.haibara.co.jp/

 【さるや】
 こちらはなんと創業1704年(宝永元年)!じつに300年以上続く、日本で唯一の楊枝専門店です。「たかが楊枝、されど楊枝。」をキャッチコピーに、黒文字を使用した楊枝を創業以来一貫して作りつ続けています。黒文字とはクスノキ科の落葉低木で、この枝を使用した楊枝は古来より上等とされているそう。今でも 1本ずつ手作業で作っているため熟練の職人でも1日400本程度しか作成できない貴重なものなのです。上角楊枝シリーズ20本入りが税込880円、桐箱入り1,000円~など、つま楊枝としては高級ですが、おみやげにはちょうど良いお値段。ドラえもんがプリントされた桐箱入りのコラボ商品や、さむらい楊枝(辻占い付き!)などユニークな商品も必見です。
 
住所: 東京都中央区日本橋室町1-12-5
電話: 03-5542-1905
営業時間: 10:00~18:00 日曜・祭日定休
アクセス: 東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前駅」より徒歩5分
URL : https://www.nihonbashi-saruya.co.jp/

いかがでしたか。日本橋にはここにご紹介できないくらい、まだまだたくさんの魅力的な場所があります。以前ご紹介したコレドなど流行のものと、百年以上も変わらないものの共存した街、日本橋。
ぜひ街あるきの一日を楽しんでくださいね!